2008年 12月 03日
o-ri-on |
その日の朝
雑務に追われて出勤時刻ぎりぎりだった。
車のドアを開けようとした私に義父が話しかけてきた。
「2階の窓は閉まっているか?」
「閉まってるよ」
「オカダさんが猿を見たっていうから」
「猿!?」
ど田舎とはいえ山に入らなければ猿は見ない。
こんな住宅地に猿が出たことに驚いたので
「帰ってからね」と車に乗り込むところを
足を止めて話を聞いた。
仕事を終えて帰宅して
義父の検査の結果を知る。
甲状腺癌。
それを話す義母は涙が出て仕方ないと
家の中でサングラスをしていた。
月曜日、車検に行った。
ついでにガレージで車を洗った。
義父は横で松の木の世話をしていた。
なんかクサイ。
久しぶりの洗車でシャンプーが変質したのかと思ったら
義父が松の根に堆肥を蒔いた匂いだとわかり
なーんだとふたりで笑った。
義父には怒られたことも叱られたこともない。
私にお年玉をくれる。
80歳で癌治療を始める義父がかわいそうでならない。
死は怖くない。
誰にだって、それはある。
わかりすぎる理論は
感情にはなんの役にも立たない。
5日に帰国する夫に、
24時間飛行機の中で過ごしてくる夫に、
どんなタイミングでなんと伝えてあげればいいのだろう。
空が青すぎても
真央ちゃんがジャンプしても
なんだか涙。
今朝
テーブルにあるお菓子のガラス瓶と同じものをPCの中で目にする。
3、4年前に人から貰い、
彼女は自分のを買って、もうひとつ私用に買いに行った時は
最後のひとつだったと言っていた。
私の画像で見るよりも大きくて重たいものだと思います。
それは私の持っているものと同じものです。
大量生産品でまだ出回っているのかもしれない。
けれど見つかるということが相当ラッキーなことだと思っていた私には
即注文という言葉に心底びっくりして
よくわからない力のようなものがお腹の中にわいてきました。
このタイミングで。
このバランスで。
どこの神様でもいいからと、お願いしたことは山ほどもあるけれど
どこの神様でもいい、この感謝を伝えたい。
雑務に追われて出勤時刻ぎりぎりだった。
車のドアを開けようとした私に義父が話しかけてきた。
「2階の窓は閉まっているか?」
「閉まってるよ」
「オカダさんが猿を見たっていうから」
「猿!?」
ど田舎とはいえ山に入らなければ猿は見ない。
こんな住宅地に猿が出たことに驚いたので
「帰ってからね」と車に乗り込むところを
足を止めて話を聞いた。
仕事を終えて帰宅して
義父の検査の結果を知る。
甲状腺癌。
それを話す義母は涙が出て仕方ないと
家の中でサングラスをしていた。
月曜日、車検に行った。
ついでにガレージで車を洗った。
義父は横で松の木の世話をしていた。
なんかクサイ。
久しぶりの洗車でシャンプーが変質したのかと思ったら
義父が松の根に堆肥を蒔いた匂いだとわかり
なーんだとふたりで笑った。
義父には怒られたことも叱られたこともない。
私にお年玉をくれる。
80歳で癌治療を始める義父がかわいそうでならない。
死は怖くない。
誰にだって、それはある。
わかりすぎる理論は
感情にはなんの役にも立たない。
5日に帰国する夫に、
24時間飛行機の中で過ごしてくる夫に、
どんなタイミングでなんと伝えてあげればいいのだろう。
空が青すぎても
真央ちゃんがジャンプしても
なんだか涙。
今朝
テーブルにあるお菓子のガラス瓶と同じものをPCの中で目にする。
3、4年前に人から貰い、
彼女は自分のを買って、もうひとつ私用に買いに行った時は
最後のひとつだったと言っていた。
私の画像で見るよりも大きくて重たいものだと思います。
それは私の持っているものと同じものです。
大量生産品でまだ出回っているのかもしれない。
けれど見つかるということが相当ラッキーなことだと思っていた私には
即注文という言葉に心底びっくりして
よくわからない力のようなものがお腹の中にわいてきました。
このタイミングで。
このバランスで。
どこの神様でもいいからと、お願いしたことは山ほどもあるけれど
どこの神様でもいい、この感謝を伝えたい。
by kiharu-k
| 2008-12-03 19:37
| 日々